白内障手術
白内障とは
白内障はカメラに例えるとレンズにあたる水晶体という部分が白く濁る病気です。
- 加齢による白内障
- 他の目の病気に併発する白内障
- 糖尿病など体の病気に併発する白内障
- 外傷が原因となる白内障 など
様々な場合があり、目のかすみやまぶしさ・視力の低下などがみられます。
水晶体の濁りを改善する薬はありませんが、手術で対応することが可能です。
以下のような場合には手術をお勧めいたします。
- 日常生活に支障が出る場合(階段などの段差がわかりづらい、運転、編み物など)
- 白内障のため、目の奥の状態が診察できない場合(糖尿病、緑内障など目の病気)
- みえづらいなどの自覚症状がなくても、白内障が急性緑内障発作のリスクとなっている場合
(急性緑内障発作とは、遠視の方に多くみられ、白内障により眼の中の隅角という部分がふさがってしまい、急激に眼圧が上昇する緑内障です。突然の眼の痛み、 頭痛、 吐き気などを伴い、視力も低下します。)
当院の白内障手術
保険診療
当院では、年間約500件の白内障手術をおこなっております。
手術は点眼の局所麻酔で、術中の痛みはほとんど感じませんのでご安心ください。
●手術日:火曜日午後と木曜日午後
患者様のご都合に合わせて、日帰り、もしくは1泊2日の入院をお選びください。
白内障手術とは
眼内レンズを入れる白内障手術には「超音波水晶体乳化吸引術」と「水晶体嚢外摘出術」の2種類があり、一般的に多く行われているのは「超音波水晶体乳化吸引術」です。
超音波水晶体乳化吸引術では、濁った水晶体を超音波で取り除き、人工の水晶体(眼内レンズ)を挿入します。手術時間は通常20分ほどで、傷口が小さく安全性が高い手術です。
水晶体嚢外摘出術は、重度に進行した白内障など超音波で水晶体を取り除くことが難しい場合に行う手術で、当院でも行っております。
当院白内障手術の流れ
①外来受診
- 診察:視力障害の原因が何であるかを調べます。
- 検査:瞳孔を開いて眼底検査を行います。
- 白内障が原因と判明した場合、手術の要否について患者様にお話します。
- 手術をご希望された場合、医師から⼿術に関する具体的な説明をいたします。
術前検査
- 検査:眼内レンズの度数を決めるための検査、角膜の状態の検査などを行います。
- 採血:手術に問題があるような病気がないか血液検査を行います。
②手術当日
- 入院の場合は午前、日帰りの場合は午後、御来院ください。
- 通常の手術は20分ほどです。(眼の状態により長くなる場合があります。)
麻酔の目薬をするため、手術中に通常痛みは感じません。 - 手術終了後、日帰り手術の方は、個室にてしばらくお休みいただき、眼帯をしてご帰宅となります。
- 入院の方は、入院個室にてお休みください。
- スタッフより、手術後の日常生活の注意点、検診のご説明をいたします。
③手術翌日
- 外来にて診察を行います。入院の方は、診察後に退院となります。
- 術後の点眼を開始してください。
④術後の診察
- 術後の眼の状態を維持するため、手術翌日、1週間後、1ヶ月後、3ヶ月後といった定期的な検診が必要です。
診察スケジュールは患者様の眼の状態によって異なる場合がございます。詳しくは医師にお尋ねください。